History of culture & Event food 食文化の歴史と行事食
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江戸時代に米作に不向きな土地に、自生したれんこんが生えておりそこから始まったと
言われているそうです。(諸説あり)
当初はたくさんあった生産者さんも減ってしまい、今は5件ぐらいになってしまったそうです。
大きな葉っぱは緑から、茶色のカラカラになるまでギリギリまで置いておき、光合成をさせます。
それによってれんこんの成長を止めずに立派なれんこんができるそうです。
ただギリギリまでおいておくことにより、泥の中に含まれている鉄分と酸素が反応し、
酸化鉄となりれんこんの外側が赤くなってしまい、「泥(化粧)をとったら見れません(笑)」
と農家さんは言われるそうです。
門真れんこんは粘土質の土地の下で育っています。
まず土が見えるように辻他さんに畑に溜まっている水をバケツでかきあげ、
掘れる状態にしてもらいました。
畑の水は井戸水を使っているそうです。
水が切れると生育が難しい作物で、常時水位管理が必要で、排水のみ河川だそうです。
粘土質の土の中にあるため、簡単には芽が見えません。
その助けをしてくれるすき(スコップ)や備中ぐわ(三本ぐわ)です。
備中ぐわで土をかきあげ、れんこんの芽を見つけたらそこから手でかき分け、
掘っていき折れないように持ち上げていきます。
店頭にも出せない小さなれんこんは、芽が残っているのでそのまま置いておきます。
(来年の種になるかもしれないので)
種の移植は行わず、その畑は同じ芽を使います。
収穫したれんこんを辻他さんの事務所で調理していただきました。
れんこんのステーキと筑前煮、どちらもほくほくとしてとても美味しかったです。
粘土質で鉄分豊富の土で育っている門真れんこんは、もっちりとして
ほくほくとした食感で甘みも強いです。
初めに述べた酸化鉄がついたような外側ですが、皮をむいたら真っ白な
きれいなれんこんです。
辻他さんが掘ったれんこんが青果売場に並ぶのは、9月末頃~3月中旬ぐらいになります。
この時期、是非ご賞味下さい。
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