ふっくらと炊きあがった煮豆とすじ海老のお惣菜。
じっくりと時間をかけて味を染み込ませたさばの煮付け。
滋賀にある工場では早朝から料理を作り始め、その日作ったものをその日のうちに売り切ります。
今回ご紹介するのは明日4/8(木)に京阪百貨店ひらかた店・くずは店にオープンする、
「豆藤(まめとう)」(公式サイト)
煮物や煮魚を中心とした滋賀創業の和惣菜のお店です。
新しく出来るお店ですよ。
気になりません?
ということで「豆藤」がどんなお店なのか、ひと足先に山科の店舗までリサーチ!
左からタクワン、「豆藤」の伊藤さん、京阪百貨店の高岡さんです。
早速本題へ入りたいところなんですが…。
「朝からすごいお客さんですね!?」
(※取材時は10時ごろ)
「山科駅の改札を出てすぐということもあって人通りが本当に多いですね」
そう、山科のお店は駅構内に店舗があるのですが、入れ替わり立ち替わりお客さんが立ち寄り、店頭に並んでいた商品はどんどんお客さんの手の中へ…。
なかには常連さんらしき方もいらっしゃいました。
店内にはパッケージに詰められたお惣菜だけではなく量り売りできるお惣菜や…
おにぎりやお弁当まで。たくさんの種類の商品が販売されています。
「お年寄りの方なんかだと少量で十分という方も多いので、量り売りがあるのは有り難いですね」
「お惣菜1品だけじゃなく、お弁当やおにぎりもあるから通勤・通学時にさっと買えるものがあるのも嬉しい!ついでに晩ごはんの1品まで買ってしまいそうです!」
「こうやって見ると定番のお料理が多い印象ですかね。
紅鮭の塩焼き、ほうれん草のおひたし、なんきんの煮物、若竹煮…」
「そうなんです。豆藤でつくるメニューはハレの日に食べるご馳走とは違い、普段から慣れ親しんだ食材を使った『ふだん着』のお惣菜を作っています。
『家庭の味』が基本なんです」
「伊藤さん、今日はよろしくお願いします。
『家庭の味』というと…?」
なんきんの煮つけ
「豆藤が創業した大正時代には、自分の家では食べきれないくらいの『おかず』をつくり、お隣さんたちに『おすそわけ』していたというような話が伝わっています。
現に私が小さかった頃にも作りすぎたおかずを祖母や母から『お隣さんに持っていって』と言われることがよくありました」
「ふむふむ」
駅構内でインタビューさせて頂きました。
「家庭で作る味をおすそわけする。
これが豆藤のお惣菜作りの基本です。
だから作るお惣菜も出来るだけ地元の食材を使い、必要以上の添加物を使ったり濃い味付けにしたりせず、素材を活かしたやさしい味をお客様に届けることをとても大事にしているんです」
「そのやさしい味付けがきっとみなさんから愛されるヒミツなんですね」
「お店は滋賀で創業されたということですが、工場も滋賀に?」
「はい。滋賀の工場で関西の各店舗すべてのお惣菜を作っています。
深夜から下準備を始めて、早朝に作り終えたものを店舗まで届けているんです」
「ひええ。そんな時間から…
(私やったら絶対起きられへん)」
「大阪の店舗だと工場から朝とお昼の2便で商品が届きます。
お弁当や惣菜の詰め合わせ以外はすべて店舗に届いてからその場で商品を詰めているんですよ」
「え!その場で詰められるんですか!」
「商品を詰める前であれば、お客様の希望の容量でお詰めすることもできますしね。
常連さんの中には何時ぐらいに便が届くかを把握されている方もいて、商品が到着次第、買われるのを待っている方もいらっしゃるんですよ」
「そんな通な楽しみ方が…!」
「豆藤ではその日のものをその日の内に売り切るので、お惣菜は売り切れ次第終了です。
よくお客さまにも『本日中には召し上がってください』とお伝えしていますが、日持ちがしない分、お子様からお年寄りまで、幅広く食べて頂きやすいお惣菜になっています」
「…何だかお腹が空いてきましたね」
「置いてある惣菜はどういったものが多いんですか?」
「煮物や煮魚を中心とした和惣菜が多いですね。
最近では若い世代のお客様も増えてきたのでハンバーグやナポリタンスパゲッティなど洋食系の惣菜も増えてきました」
「いろんな種類のお惣菜が買えるのは嬉しいですね」
「お惣菜の詰め合わせなんかもある…!!
組み合わせもそれぞれ違うんですね。迷うな〜!」
お惣菜の詰め合わせ
「豆藤では80〜100種類ほどの商品を取り揃えているんです。
定番のお惣菜を始め、季節のものを取り入れたお惣菜もあります」
「80〜100種類ですか!
毎日通っても毎日どれにしようか迷いそう…!」
「煮物や煮魚って無性に食べたくなるときがありますよね。
恋しくなる味というか」
「みなさん食べやすいお料理ですし、昔から日本人が慣れ親しんできた味なんでしょうね」
「ちなみに僕はこのお弁当を今日のお昼ご飯にします」
「いつの間に!!!!」
高岡さんが選んだ菜々弁当
「季節の竹の子ごはんが入ったお弁当ですね。
ごはんも近江米を使用しているので美味しいですよ!」
「お米も地元のものを使用されているんですね。
最近は揚げ物ばかりが入ったお弁当もよく見かけますし、こういうお弁当をみるとほっとします。お値段もお手頃ですよね」
「お弁当は一番価格が安いものでも500円台からご用意していますね。どのお惣菜でも手が届きやすい価格になっていると思いますよ」
「お財布にも安心ですね
お惣菜でよく売れている商品って何かあります?」
「出し巻き卵はみなさんよく買われていきますね。通常の出し巻きとこだわり出し巻き、2種類あるんですが、こだわり出し巻きの方は滋賀県産の『さくらたまご』を使用しています。
新鮮な卵を使って、その日の早朝に一気に焼き上げるんですよ」
「ミンチ・玉ねぎ・にんじん・チーズなどが入ったミニオムレツも人気です。小さいんですけど結構ちゃんとしたオムレツで、お弁当に使われるという方も多いんです」
「お弁当の彩りにも活用されてるんやなあ…。
みなさん、いろんな使い方をされているんですね」
「私個人としてはさばの煮付けがおすすめで、1時間以上じっくりと炊き込んで仕上げているので、しっかりと味がしゅんでいて美味しいんです!」
「あああああああ。食べたいお惣菜がどんどん増えていきます…!」
「いまは段々と煮物を作る家庭も減ってきていますよね。作ったら作ったで余らせてしまうこともありますし…。そんな時に家庭の味と近い豆藤のお惣菜をお料理の一品にぜひ追加して頂けたら。
お惣菜もいろんな種類を揃えているので、毎日のごはんのヒントやお弁当への彩り、たまの息抜きに活用してもらえたら嬉しいです」
「昔ながらの煮物の味を知らない子どもたちも最近は多いでしょうし、こういうお惣菜を通して『おばあちゃん、お母さんたちの時代はこういうものを食べていたんだよ』なんて話しながら食べるのも良さそうですね」
「そうですね。枚方のみなさまにも愛されるようなお店作りをして参りますので、これからどうぞよろしくお願いいたします」
伊藤さん、お話を聞かせて頂きありがとうございました!
◆京阪百貨店にできる「豆藤」の場所はコチラ!
◯枚方店
◯くずはモール店
実際に私タクワンもお弁当と出し巻き卵を購入して食べてみましたが、お米はしっとり、お惣菜は優しい味わいで、2才の息子もパクパク美味しそうに食べていました。
いかにも「買った」味ではなくて、誰かに「作ってもらった」、そんな味。
きっと普段の食卓の一品に重宝するお料理がたくさんあると思います。
お子様からお年寄りの方までみんなが食べやすいお惣菜を作っている「豆藤」さんは明日4/8(木)オープンです!ぜひ一度覗いてみては…!
余談ですが、「豆藤」という名前は先代の社長が大八車に煮豆を積み行商を行っていたことから「豆」、いつまでも天狗にならず、藤の花のように花が満開になっても頭を低くして商売を続けて行きたいことから「藤」→「豆藤」になったそうですよ!
さ・ら・に!
京阪百貨店くずはモール店では、洋菓子店「ナチュール シロモト」もオープンしたばかり!
この春、京阪百貨店がアツい!