2024年(令和6年)12月 師走
大雪 12月7日から 雪が降り積もる地域が増えてくるころ
冬至 12月21日から 1年でもっとも昼が短く、夜が長い日
正月事始め
「いよいよ、師走です。」
そんなニュースを聞くと気ぜわしく慌ただしい気持ちになりますが、新しい年への期待も高まりますね。
「師走」とは、師匠である僧侶がお経をあげるために東へ西へと馳せることを意味する「師馳す(しはす)」から来ているといいます。
また、四季の果てる月を意味する「四極(しはつ)」や、
一年の最後になし終える「為果つ(しはつ)」を語源とする説もあるそうです。
そんな新年の準備を始める日があるのをご存じですか?
「正月事始め」は12月13日。新年を連れてくる神様・年神さまを家へお迎えする準備を始める日です。
「煤払い(すすばらい)」は、江戸時代に江戸城で行われていたのが庶民に伝わり、広がっていきました。
現在の暮らしでは「大掃除」として、根付いていますね。
一陽来復
冬至は一年でもっとも日照時間が短く、夜が長い日です。
一方で、翌日からは再び太陽の力が復活する「一陽来復」のおめでたい日であると考えられてきました。
そんなことから、重宝される食べ物が「ん」の付くもの。
冬至に「ん」がつく食材を食べると「運がつく」と言われています。
例えば、ナンキン(かぼちゃ)、れんこん、にんじん、ぎんなん、うどんなど…
あったかい「ん」の料理を食べて、年末を元気に乗り切りたいですね!
また湯船に柚子を浮かべて柚子湯に入るのも冬至の習慣のひとつ。
冬至に柚子湯に入ると風邪をひかないと言われています。柚子に含まれる成分が湯冷め防止や血行促進に力を貸してくれるのだそうですよ。
年越し蕎麦
一年で最後の日である大晦日。晦日とは毎月の末日のこと。
年末だけは一年の最後の特別な日として「大晦日」といいます。
大晦日といえば年越し蕎麦。江戸時代にはすでに定着していた風習のようですが、
どうして大晦日に蕎麦を食べる風習があるのでしょうか?
諸説ありますが、有力とされているのは次の5つです。
1つ目は、蕎麦は他の麺類に比べて切れやすいことから、「1年の厄災や苦労を切り捨てて翌年に持ち越さない。」という厄払いの意味合いです。
2つ目は、長寿祈願。蕎麦は細く長い麺であることから、延命や長寿を祈願して食べると言われています。
ほかにも健康祈願や金運上昇、運気上昇の意味合いもあると言われています。
1年を振り返りながら来年がより良い年になりますように…と願いを込めながら、
年越しそばをゆっくり味わいたいですね。
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